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国際食糧政策研究所(IFPRI)が発表する2017年世界飢餓指数によると、カンボジアの飢餓状態は2008年から2017年の間に改善している。クメールタイムズ紙が報じた。
同報告書によると、カンボジアの飢餓の数値は2008年の27.1から2017年には22.2に低下した。この数値は、栄養失調、児童虐待、児童の発育不全、児童死亡率に関する統計から作成される。
カンボジアは世界の飢餓指数では119カ国のうち75位に順位づけられており、インドネシア、ミャンマー、ラオスと同様、飢餓状態が「深刻」とされている。
一方で同報告書では、カンボジアを始め、ミャンマー、ケニア、カメルーン、トーゴ、ネパールなどの国々は比較的急速な改善を遂げているとされている。
カンボジア農民コミュニティー連盟の代表は、カンボジアの農業分野の人々は飢えと戦うため懸命に働いているものの、銀行からの借金にも直面しており、彼らの食糧安全保障を脅かすと懸念を示した。