(c)Phnom Penh Post
競争が激化している宿泊施設市場において、プノンペンのホステルのオーナーたちは、バックパッカー客たちを引き付けるために高級路線をとっている。プノンペンポスト紙が報じた。
プノンペンでは、住宅、コンドミニアム、ホテル、ゲストハウス、ホステル等が増加しているが、ホステル所有者の中には、施設を近代的で目を引くスタイルに改装することで差別化を図ろうとする動きもある。リバーサイドやロシアンマーケット近くにあるプノンペンのバックパッカー街では、観光客に対して1泊3ドルほどで宿泊可能なホステルが広がっている。
ドーンペン区のストリート174に位置するスラ・ブティック・ホステル(Sla Boutique Hostel)は、明るく現代的で、驚くほど豪華なホステルとなっている。同ホステルのオーナーは、「ドミトリールームには特注の二段ベッドや、共同使用のキッチンとリビングルームも備えており、プノンペンにある50件以上のホステルとは異なる満足度に焦点を当てた。宿泊料金は6ドルから9ドル」と話す。
ストリート294に位置するアンプル・ホステル(Ampoule Hostel)は、シンプルであるものの、清潔で洗練されたデザインが特徴だ。同ホステルの経営者は、「ミニマート、ジャグジー、屋上バーとレストランを備え、全8室の客室には合計52部屋のベッドがある。1泊の宿泊料金は6ドルから12ドル。宿泊施設を共有するという文化に関して、魅力はまだ十分に広まっていないが、ホステルはシェアルームを使いたい若者たちの間で魅力的な選択肢の一つとなってきている」と話した。