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フン・セン首相は縫製労働者に対し、最低賃金の過度な引き上げ要求をしないように要請。さもなければ、工場はより安価な国に移転すると警告した。クメールタイムズ紙が報じた。
今月27日、フン・セン首相はプノンペン都ミーンチェイ区の1万人以上の縫製労働者に対し、「バングラデシュとスリランカの労働者の賃金は月67ドル、ミャンマーは79ドル、ラオスは110ドルである」と、アジアの労働者はカンボジアより低賃金であると説明。
今週初めには、縫製労働者のための新たな最低賃金に関する話し合いが始まり、政府は来年には162.67ドルまでの上昇を提案している。一方、雇用者は161ドル、組合は176.25ドルを要求している。
フン・セン首相は、労働者に対し長期的に考えるように主張。雇用者にとって可能な範囲以上の要求をすれば、彼らは工場をミャンマー、ラオス、バングラデシュなどの国に移転してしまい、労働者は仕事と生活を失う可能性があると警告した。
労働職業訓練省の広報官は、今週土曜日にも再び最低賃金の議論が行われると説明。作業部会の同意が得られない場合は、来月初めに新たに会議を開くとした。