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  • 2017年9月17日
  • カンボジアニュース

米国との外交論争は続くも 貿易には影響はないと政府は主張[経済]

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(c)Khmer Times

 商業省の広報官は、米国との外交争議中にもかかわらず、カンボジアと米国の貿易関係は正常であると述べた。クメールタイムズ紙が報じた。

 米国大使館は、野党の指導者ケム・ソカー氏を直ちに釈放するようカンボジア政府に要請し、また市民社会への圧力も中止するよう求めている。同氏は、「我々政府は、この状況を緩和させるため対話を通じた友好的で平和な方法を見つけるだろう。政治と経済は別々の問題だという明確な合意がある」と述べた。

 カンボジア関税消費税総局によると、米国が大きな市場の一つとなっているカンボジアの衣料品および履物業界の輸出は、2015年の68億ドルから2016年には7.2%増加して73億ドルに達した。

 しかし、数年前には同業界の生命線だった米国市場は、今や同部門の輸出のわずか4分の1となっている。同報告書によると、米国市場への輸出シェアは市場の多様化の結果、2015年の29%から2016年の25%に引き続き低下している。

 一方、伝統的であったEUと米国以外の市場への輸出は2015年の28%から2016年には35%と上昇しており、大きな成長の兆しが見えてきている。また同報告書では、米国とEU以外の市場への輸出増加には、主に日本とカナダへの輸出拡大が要因していると説明。日本への輸出は2010年の2.7%から2015年には7.7%、2016年には9%に上昇。2010年にはわずか0.5%のシェア率だったカナダへの輸出は、2015年の7.5%から2016年には8.0%に上昇している。同時に中国への輸出も伸びている。

 カンボジアの輸出傾向は、様々な国との、特にアセアンの枠組みの下での自由貿易協定によって推進されているように見えると同報告書は述べている。

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