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最近発表された調査によると、ローカル購入者を対象とした開発者の努力は、中規模および手頃な価格のコンドミニアムの価格を引き下げる結果となった。プノンペンポスト紙が報じた。
CBREによる同調査では、カンボジアの新築開発における価格動向を調査。中規模で手ごろな住宅の購買価格は、2016年と比べて今年上半期に1%低下。これは、販売側が地元購入者にインセンティブを提供していることが要因とされている。
消費動向にも変化が見られており、多くの人々がオフプランの購入よりも完成済みのプロジェクトの部屋を購入するようになっている。更に同調査では、購入者は転売や貸出よりも自分たちで占有する事を意図していると指摘。
高級コンドミニアムの一つであるオリンピアシティのマーケティング責任者も、同社の全コンドミニアム購入者のうち、70%がリビングスペースとして部屋を確立するか貸し出すために購入したカンボジア人だと説明した。
同調査によると、コンドミニアムの平均価格は高級コンドミニアムが1平方メートルあたり3108ドルと引き続き安定しており、中級のコンドミニアムは2659ドル、廉価な価格にあるコンドミニアムの場合、1498ドルとなっている。
コンドミニアムの売上高は低迷しているものの、著しくはない。緩やかな市場環境を考えると、一部の開発者はディスカウントを含む、ますます商業的なマーケティング戦略に切り替えている。