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  • 経済
  • 2017年9月14日
  • カンボジアニュース

シアヌークビル国際空港 改修工事後、年明けに再稼働[経済]


(c)Khmer Times

 民間航空局が、シアヌークビル国際空港の改修工事は年末までに完了し、来年初めには稼働できると発表した。クメールタイムズ紙は報じた。

 1200万~1500万ドルを費やし、ターミナルと誘導路の拡張により、より大型の航空機の対応が可能となる。これにより、年間50万人を収容できるとしている。クメールタイムズが報じた。

 プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビルの3つの国際空港は、仏系企業ヴァンシが70%の株式を持つカンボジアエアポート社が運営しており、3空港開発のため、2040年までに20億ドルを投資する予定だ。

 現在、シアヌークビル国際空港には地元航空会社とエアアジアを含む4つの定期便と、中国・ベトナムから8つのチャーター便が運航している。シアヌークビルは、観光やビジネス面で成長のポテンシャルを持つエリアの1つで、改装後は、国際線と地方からの大型航空機を就航予定だという。

 太平洋アジア観光協会(Pacific Asia Travel Association=PATA)のカンボジア支部会長は、「多くの国際線が運航すると、コスト削減が可能だ」と述べ、専門家や地方当局は、「改装によって、観光客や海外のビジネスマンの直接誘致を期待している」と話した。

 シアヌークビル国際空港は2016年、国内線と国際線で前年比、運航便数が41.8%増の2600便以上、乗客数は65.8%増の15万6887人に達した。3空港合わせると、運航便数7万3000便、乗客数700万人以上で、前年同期比でそれぞれ4.5%と8.6%の増加となった。

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