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カンボジア、タイ、ラオスの投資家による合弁会社グローバル・ピュリファイ・パワー(Global Purify Power=GPP)は9月8日、1250万ドルの投資を行い、コンポンスプー州で国内第2の太陽光発電所プロジェクトの建設を開始した。
同社は、コンポンスプー州、コンポンチュナン州、タケオ州の企業や工業地帯で225メガワット超の電力生産のため、4億ドルを太陽光発電プロジェクトに投資する。
鉱工・エネルギー省のビクター・ジョナ長官は起工式で、「再生可能エネルギー推進という政府の方針のもと、同プロジェクトを支援している」と話した。
東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)によると、2013年時点でカンボジアは全世帯の34%しか電力を供給できておらず、またキロワットあたりプノンペンでは0.15ドル、農村部では1ドルと電気代が高く、太陽光発電システムのチャンスはあるという。
ビクター長官は、「GPP社は顧客を自分たちで見つける必要がある。しかし、すでに水力発電所や石炭発電所からの電力購入契約を結んでおりEDCへの売却はできない」と述べ、また、「EDCは国内の70%の電力供給をカバーしている。政府は、2020年までにカンボジアの1万4168のすべての村への電力供給が目標だ。今年6月末現在、79%程度である」と付け加えた。