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カンボジアとタイは9月7日、両国首脳会議により、2020年までに150億ドルの二国間貿易を達成するため、国境を越える開発、投資促進における戦略を模索し、また二重課税回避と虚偽申告による脱税防止に合意した。クメールタイムズ紙が報じた。
この会合は、フン・セン首相とタイのプラユット・チャンオチャ首相が共同議長を務めたもの、フン・セン首相は記者会見で、「我々は農産物の輸出入において持ちつ持たれつの関係にあった。今はビジネスや投資など他に多くの問題を議論する必要がある」と述べ、プラユット首相は、「国境からの農産物購入を推進し、カンボジア農業の支援を継続するとともに目標達成の方法を探る。カンボジア企業が、タイを経由した第三国への製品輸送を容易にする対策も実施されている。持続可能な開発によって、両国に利益をもたらすことを約束する」と述べた。
両首相はまた、両国に投資したい投資家を守ることに同意、二重租税回避と、外国直接投資と外国技術移転の税金を逃れるための虚偽申告による脱税を取り締まると宣言した。
カンボジア・インベストメント・マネジメントのCEOアンソニー・ガリアーノ氏は、「タイとの二重課税回避協定の合意は偉大な成果である。タイとの間で貿易赤字があったのは、主に縫製業が米国と欧州への輸出に集中したためだ」と述べた。
昨年の二国間貿易額は56億ドルに達し、2015年に比べて1億ドルの増加となった。