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  • 社会
  • 2017年8月8日
  • カンボジアニュース

フン・セン首相 政府に批判的な新聞に対し納税を要求[社会]

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(c)Khmer Times

 フン・セン首相は税務署に対し、税金を払わないメディアに対する調査を命じた。クメールタイムズ紙が報じた。

 4日、フン・セン首相は閣僚評議会において、「特定の問題で政府を批判すると同時に、税金を支払っていないメディアが存在するのは問題だ」と述べた。首相は、税金を納めていないメディアの名前を明かさなかったものの、重要な新聞であると指摘し、「その新聞はカンボジアで20年近く活動しており、広告でたくさんのお金を稼いでいるのにも関わらず、どうして税金を支払わないのか」と述べた。

 野党・CNRPの議員の一人はフェイスブックページ上で首相を支持するコメントを投稿。同氏によると、カンボジアデイリー紙は税金を払っていない新聞の一つであり、確実に税金を支払わせるべきだとした。

 6日、クメールタイムズ紙が入手した税務関係文書によると、カンボジアデイリー紙には、2007年から2016年の間に610万ドルの税金支払い義務の通知がある。

 情報省の広報官は、「カンボジアの民主主義のために、報道の自由は国内で推進され、維持されているが、納税の義務はすべてのメディアに対し要求され、課せられているものだ」とした。

 カンボジアデイリー紙のゼネラルマネジャーからのコメントはない。

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