カンボジア・アンコール航空が、日本からシェムリアップへの初のチャーター便を開始し、同区間の定期便を検討中だという。クメールタイムズ紙が報じた。
同社のゼネラル・マーケティング・マネージャーは、「定期便を導入する前に需要を調査する。日本は大きな可能性のある市場で、チャーター便が成功すれば、近い将来通常フライトを開始するだろう」と述べた。
国家最高経済評議会のメイ・カリヤン上級顧問は、「昨年9月に就航した全日本空輸(ANA)の直行便以前は、ベトナム、バンコク、香港、韓国を経由しなければならず、直行便は、観光客だけでなくビジネスマンのカンボジア訪問にも役立つだろう。一方、日本の観光客やビジネスマンは、安全性やサービスの質に注意を払っており、新ルートの成功はサービスの品質に依存する」と語った。
昨年、カンボジアは前年比5%増の約500万人の国際観光客を歓迎し、このうち19万1577人が日本人だった。今年1月から2月にかけては、約100万人の国際観光客がカンボジアに訪れ、日本人の総訪問者数は4万720人、前年同月比で14%増加している。