(c)Phnom Penh Post
4月10日、ロイヤルグループの子会社カンボジア・ブロードキャスティング・サービス(CBS)は、テレビ広告会社レジェンド・タイガー・インベストメントの吸収合併を発表し、国内最大かつ最高の設備を備えたテレビ広告の製作所をつくることを明らかにした。プノンペンポスト紙が報じた。
CBSのTVC事業責任者は、「これまで、両社は競い合っていたが、合併完了後は、レジェンド・タイガーが子会社、CBSがオーナーとなる予定で、CBSからゼネラルマネージャーが任命され、同社を経営する。CBSのTVC部門はスタートが遅かったが、今回の合併により、レジェンド・タイガーの経験とネットワークを得ることができ、強みと収益性が向上する」と述べた。
CBSは、国内最大のエンターテインメントおよびニュースチャンネル、CTN、CNC、MyTVの3局を所有、運営しており、2015年には2000万ドルの広告収入を得ている。一方、タイガー・レジェンド・タイガーの広告主には、CIMB銀行、 アクシアタ、セルカードとカンボジアビールなどがいる。
PRデジタルメディアの地元企業クアンタム・メディアのマネージングダイレクターは、「高品質なコマーシャル制作の需要が高まっているのは間違いないが、カンボジアのテレビCMの料金は非常に安く、安価なCM枠に高い金額でCM制作を依頼するかどうか分からない。もちろん、大規模な制作会社は顧客に価値を提供できるが、それも有限である。ドラマやリアリティーショーなどの制作なく、純粋にテレビCMのみで生き残ることは難しいだろう」と述べた。