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米国のドナルド・トランプ大統領が米国と16ヶ国間の貿易不均衡に対する取り締まりを表明。専門家は、カンボジアにとって有利であると発言した。クメールタイムズ紙が報じた。
大統領令では、米国の貿易赤字の対策として、中国や日本、韓国、台湾などの16ヶ国に対し90日以内で貿易不均衡の原因に関する報告を要求している。在カンボジア米国大使館の広報官によると、16ヶ国はアメリカとの貿易が輸入より輸出が多い場合、その原因を精査されると説明する。
2016年の米国の対カンボジア貿易赤字は26億ドル。タイは189億ドルであり、今回の大統領命令はタイにとって深刻であると指摘されている。ロサンゼルスのオクシデンタル大学のソーパール・イアー准教授は、タイは米国への輸出を削減することで対応する可能性があると指摘する。
同氏は、今回の取り締まりから利益を拡大するには、タイや他のASEAN諸国の対米国輸出製品を国が代替できるかどうかによると指摘する。全ての輸出関係者は他国の状況に関係なく、更に競争力を持つにはどうすればいいか戦略的に考える必要があると発言した。