(c)Khmer Times
アジア開発銀行のシニアエコノミストが、欧州委員会(EU)から要求されている農薬トリシクラゾールの使用禁止は、カンボジアの農業分野にダメージを与えるとし警戒した。クメールタイムズ紙が報じた。
EUは最近、6月までに穀物1キログラムにつき、0.01ミリグラム以上の使用を中止するか、そうでなければEUへの輸出禁止を行うと、カンボジアのコメ産業に対し発言した。
アジア開発銀行の年間経済報告によると、多くの農家が特にEUへの輸出に依存しており、農産物輸出が国内総生産の約30%に相当するため、EUによる輸出制限は農家と国家の経済を傷つけるものだと関係者は指摘する。
気候と市場が好調であった場合、農業分野は今年1.8%まで上昇すると見られている。昨年、カンボジアは約54万2144メトリックトンのコメを輸出し、そのうち63%がEUの25ヶ国に輸出されたと農林水産省は説明。