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3日、フン・セン通り(Techo Hun Sen Blvd.)の開通式で、フン・セン首相は必要に応じて旅客機と軍用機が道路に着陸できる可能性を示唆した。クメール・タイムズ紙が報じた。
この道路は幅60メートル、長さ9.1キロメートルからなり、7600万ドルの費用で6年がかかって建設された。プノンペンの約3~4キロメートル南にあるボエン・トンパン湖を埋め立てた2572ヘクタールの範囲からなり、チャムカーモーン区、ミーンチェイ区、ダンカオ区に隣接している。
フン・セン首相は、「ティア・バニュ国防大臣に道路での緊急着陸の可能性を検討するよう頼んだ。プノンペン国際空港に着陸できない飛行機は、シェムリアップ、ホーチミン、バンコクに向かっている」と述べ、「飛行機の燃料が切れて他の空港に変更できない場合、最良の選択はこの道路に着陸することだ」と付け加えた。
首相は、危機が発生した場合の緊急対応時の考えに過ぎないとしながらも、夜間に滑走路として使用する必要に備え、道路を照らすためにLED照明を設置するように提案した。
しかし、NGO団体The Institute for Road Safety(道路安全協会)(本部:プノンペン)の所長は、「緊急着陸に備えて使用する場合、飛行機が着陸する前に道路を塞ぐことは難しいとの見解を見せ、滑走路として道路が使用される可能性は低い」と主張した。