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日本政府は3月30日、約1億4000万ドルの無償資金協力と譲与的融資の提供に合意し、プラック・ソコン外務国際協力大臣と堀之内秀久駐カンボジア大使により、フンセン首相の面前で署名が行われた。
この資金は、インフラ整備や洪水防止、医療や水道網の改善などに使用されるとし、バッタンバン州からバンテイメンチェイ州までの国道5号の改修工事に譲許的融資として9800万ドル、給水システムの拡大や洪水保護の強化に4200万ドルが費やされるという。
同大臣は、「この開発援助は、カンボジアの経済成長を推進する上で重要な役割を果たし、人々の生活も改善するだろう」と述べた。
堀之内大使は、「これらのプロジェクトがカンボジアの社会経済に貢献し、二国間協力を促進することを願っている」と話し、「バッタンバン州にある病院の、新しい建物や医療機器導入に1260万ドル、プノンペンの洪水保護と排水改善に約95万ドル、コンポントム州の給水システムの拡張に約2850万ドルを使用する。また、国道5号線は、プノンペン―バンコク間の輸送に使用される道路で、改修は重要である」と説明した。
2015年7月に行われた第7回日本・メコン地域諸国首脳会議で、日本政府は、2016年から2018年の新戦略の一環で、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの5カ国支援に約61億ドルの予算を約束した。今日、日本はカンボジアにとって、最も重要なパートナーのひとつであり、国内経済や社会、インフラ整備に大きく貢献している。