カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2017年3月31日
  • カンボジアニュース

EU離脱を受け、イギリスがカンボジアとの貿易協定に意欲的[経済]

 英国のEU離脱により、カンボジアと英国間の二国間貿易が更に増加することが期待されるという。クメールタイムズ紙が報じた。

 英国大使は、イギリスがカンボジアと独立的に貿易協定を取り付けるだろうとしており、自由貿易に向けて献身的に取り組むと宣言した。

 EUはカンボジアにとって米国に次ぐ最大貿易相手の一つであり、輸出の40%以上を占めている。後発開発途上国を対象にしたEBA制度(Everything But Arms)のもとで、カンボジアの対EU輸出は優遇措置を受けている。

 英国の外交官は、EU離脱によりカンボジアとの新たな貿易協定が可能となると説明した。しかし英国はEU離脱の正式な手続きを終えていないため公式な貿易協定が締約されるまでには時間がかかるだろうとし、今は両国ともに準備段階にある。

 商業省によると両国の2国間貿易は2013年の7.5億ドルから2014年には8億ドルに増加し、カンボジアの対英国総輸出額は2014年5645万ドルであったという。

関連記事
経済
カンボジアと米国、投資対話を強化 報復関税リスクも懸念[経済]
(03月28日)
経済
カンボジア、DHL貿易成長ランキングで世界8位に躍進[経済]
(03月20日)
経済
シアヌークビルに新経済特区誕生:ISI Special Economic Zoneが本格始動[経済]
(01月13日)
経済
カンボジア、中国の投資で製造業拡大—1273の工場と90億ドルの投資[経済]
(11月06日)
経済
プノンペン自治港、コンテナ取扱量が20%増加、輸送業の成長に寄与[経済]
(10月31日)
経済
カンボジアのアパレル輸出競争力、米国市場でのシェア拡大の鍵はコストと信頼性[経済]
(10月25日)
あわせて読みたい
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(4/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(3/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(2/4)
特集
陸路国境ポイペト、 混沌からの脱却なるか~カジノと国境交易で栄えたカンボジアの”陸のカオス”が、 日系企業が主導する「タイ+1」の新たな製造拠点に?変貌の過渡期にある国境の街の今~(1/4)
特集
スン・チャントール上級大臣兼公共事業運輸大臣が語る、カンボジアの努力と発展の可能性
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース