(c)The Cambodia Daily
プノンペンの不動産市場の過剰供給状態の兆候にあるという。カンボジアデイリー紙が報じた。
不動産会社Vトラストが火曜日に発表されたレポートによると、昨年発売されたゲートコミュニティの個々の家屋の3分の1(約3万3500戸)の完成したユニットは売れ残るなかで、さらに2万8000戸のユニットが年末までに完成する予定だとしている。
不動産市場では、クラスター型の戸建住宅(個別の独立した住宅のゲート付き共同体)の建設が精力的に進められており、こうした住宅は2016年末までに合計で10万278戸が建設され、そのうち69%が完成し、67%が売却された。
供給過剰は柔軟な支払い方式の提供や、価格を引き下げたり等によるもので、こうした状況から開発業者が建設を保留にする可能性があると付け加えている。
一方、国土整備・都市化・建設省の報告によると、市場が低迷しているにもかかわらず、2016年は約85億ドルの建設プロジェクトが承認されたが、Vトラストのレポートの著者である同社研究担当責任者は、完成した戸建て住宅の供給過剰はコンドミニアムの超過とは関係していないと述べ、「同時に供給されるユニットの数が多いため、過去に比べて遅いペースだが、市場の需要から見ると、これらの完成した戸建て住宅は、2、3年後には最終的に買い手で埋めることができるはずだ」と語った。