(c)Phnom Penh Post
カンボジア証券取引所(CSX)は2011年に開始以来、4社しか上場しておらず、取引がない日もあるが、有識者達は持続的な経済成長により多くの企業が将来的には上場すると予測している。プノンペンポスト紙が報じた。
ユアンタ証券(カンボジア)のハン・キョンテCEOは、「CSXだけが不況に直面しているわけではない。2000年に開始したベトナム株式市場と1990年代初頭に開かれた中国株式市場も、当初は現在のカンボジアのような状況だった」と述べた。
ホーチミン証券取引所(HCMC)は2000年に発足し、2016年末時点で上場企業社数は307社、株式時価総額は510億ドル。一方、1990年に設立された上海証券取引所(SSE)は、上場企業社数1213社、時価総額は約4.1兆ドルに上る。また、CSXと同じ年に証券取引所を開設したラオスでは、上場企業は5社で、13億ドル以上の時価総額を持つという。
同氏は、「CSXは上場企業4社、株式時価総額はGDPの約1%、2億ドル弱しかない。しかし、今後5年間で、市場の上限は4~50億ドルを超えると予想される。カンボジアの経済成長率が、フロンティア市場での配当に期待する投資家たちの関心をひくのも時間の問題だ」と付け加えた。