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農林水産省はカンボジアの農業機械の使用が昨年と比べ急激に増えていると伝えた。クメールタイムズ紙が報じている。
同省は先週2016年、農業における機械の使用が91%まで上がったという報告書を公開、2015年は83%で、家畜の農業使用は8.8%だった。
カンボジア農業研究開発研究所のダイレクター、オーク・マカラ氏は、「外国や他業種への流出で労働力不足に悩むカンボジアの農業にとって、人件費を抑え効率性を高める農業の機械化は良い兆候」と話した。
一方、カンボジアで約3000人の農家が働くアムルライス・カンボジア社のソン・サラン代表は、「先進国の農業トレンドはトラクターや耕運機など農業機械を使う方向にシフトして来ている。しかしカンボジアでは機械の燃料費や維持費が、家畜を使うよりも負担が大きくなるため、農業で機械を使って利益を得るのは難しいと考えられてきた」とこれまでの課題を上げ、農家に対して農業で利益を上げるために農業器具・方法・考え方の多様化を望み、一方政府には燃料価格の引き下げで農家の負担費用を減らすよう提案している。