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「中間所得層夫婦をターゲットとしたプノンペンの都市生活プロジェクト」と名づけられた2500万ドルで12階建てのコンドミニア建設計画に地元投資家からの投資が行われたとクメールタイムズ紙は報じた。
建設計画を行う不動産開発会社のアーバン・リビング・ソリューション社は、地元パートナーとの共同事業として、2500万ドルの費用を投じ、プノンペン都南部に位置するミーンチェイ区の8000平方メートルの土地に、12階、700室のコンドミニアムを今年4月から建設開始予定と話している。一部屋50平方メートル、3万5000ドルという中間所得層が購入可能な価格。
カンボジア不動産協会(CVEA)のキム・へアン会長は、この新たな開発を歓迎する一方で、ミーンチェイ区には中間所得層をターゲットとするボレイ開発計画と競合する可能性があることから、立地に関して疑問を呈している。
また、マキシムプロパティーのマネージングダイレクターは、クメールタイムズ紙に対し、「2018年の総選挙を控え、建設ラッシュによりコンドミニアムの部屋数が過剰供給になるため、コンドミニアム市場には大きな嵐が起こるだろう」と話している。