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カンボジアの中央銀行にあたるカンボジア国立銀行(NBC)は、「世界経済の不確実性、特に中国の景気減速が今年の経済成長に影響を与えたが、引き続きカンボジアの成長は約7%になる」と楽観的な見方を発表した。
NBCのチア・チャント総裁は、「四半期レポートで先週、世界経済は今年上半期に緩やかなペースで回復を続けた」と述べた。
また、同副総裁は、「中国を中心としたアジア経済の減速により景気回復は緩やかであるが、先進国の多くは徐々に回復している。上半期の世界経済の低成長は、米連邦準備理事会(FRB)による金利上昇やブレグジット(Brexit)、中国経済の悪化、世界的な金融不安の不確実性によるもので、カンボジア経済は、世界的な不確実性の影響を受け、観光業の成長が低下した。しかし、縫製業、不動産業、建設業は2016年前半にも成長を続けており、翌期も、3業種を中心に堅調に推移すると見込まれる。また農業も、世界経済と天候の正常化に伴い回復するだろう」と語った。