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  • 2016年11月29日
  • カンボジアニュース

米国のTPP脱退、カンボジアにはプラスとの主旨の発言―縫製業協会副会長[経済]

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(c)Khmer Times

 次期米国大統領のドナルド・トランプ氏が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)離脱を表明していることについて、カンボジア国内の縫製・製靴産業を促進させることになると、カンボジア縫製業協会(GMAC)の幹部が発言した。クメールタイムズ紙が報じた。

 GMACのケーン・モニカ副会長は、「参加12カ国のGDPの85%を占める少なくとも6カ国が手続きを終えなければならないため、米国が抜ければTPPは死んだも同然だ。この条件を満たすには米国と日本の両国が必要だからだ」と述べた。

 また、「TPPが発動されれば、対米輸出だけでなく、カナダや日本などへの輸出にも影響する。TPPが無ければ、海外直接投資や輸出市場においてベトナムと競争できるような元のポジションに戻ることができる」と話した。

 米国のTPP離脱を受けて、ベトナム政府は次期会期でTPP批准を議題に含めないとしている他、日本の安倍晋三首相も米国抜きのTPP協定に意味はないと発言している。

 国際労働機関(ILO)によれば、2016年第1四半期のカンボジア縫製・製靴セクターの輸出額は、18億ドル相当。そのうち米国市場が占める割合は24%、EU市場が45%、残り31%はカナダと日本が占めている。

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