(c)Phnom Penh Post
プノンペンの投資家や不動産所有者は、住宅市場における需要の緩やかな低下と過剰供給を受け、既存のアパートメントをホテルへとリモデルし始めている。プノンペンポスト紙が報じた。
カンボジアホテル協会の会長によると、最近の過剰供給と需要低下の影響で、トンレバサック地区やボンケンコン地区にはアパートメントからリモデルされたホテルが多い。しかし、転向後の利益は確実ではないという。
同氏は、「互いのビジネスモデルをコピーすることは危険だ。今後カンボジアへの観光客数が増えるにしても、成功はしないだろう。プノンペンには現在約400軒、シェムリアップには約500軒のホテルがある」と述べた。
ラッキーリアルティのディット・チャンナ社長によれば、コンドミニアムを「コンドテル(Condotel)」へと改装しようとする一部の投資家もいるという。
同氏は、コンドミニアムのホテルへの改装にについて、「多機能な複合施設への変更は、開発プロジェクトの成功につながる。モダンな家電などを揃えるならば改装すら不要だ」と述べる一方、「モダンでない古いアパートメントは顧客を引き付けることは難しい」と述べた。