(c)Phnom Penh Post
カンボジア最大のお祭りである水祭りが終了した後、清掃員たちがトンレサップ川周辺を掃除している様子がソーシャルメディア上に動画でアップされたことで、批判が起こっている。地元の写真家が撮影したそのビデオは、約21万1000回の再生回数を記録している。プノンペンポスト紙が報じた。
問題の動画では、一部の清掃員が路上のゴミを直接河川へ放っている様子が映し出されている。プノンペン都庁の広報担当者はこの問題に関してコメントを拒否したが、「これはささいな問題で、水祭りの3日間で過去よりもきちんとした清掃が行われた」などと述べた。
同氏によれば、水祭り後清掃をしていたのは都内の廃棄物処理を担当しているシントリー社の労働者1700人と、公務員290人だった。シントリー社の担当責任者は、ビデオに登場した人物は、同社の労働者ではないと主張している。
サイ・サムアル環境大臣は、「ゴミを川へ流すことは、環境に良くない。水祭り参加者は、処分方法に対する意識をもっと高める必要がある。もし公務員が今回の事態に加担していたならば、懲戒処分を与え、教育を受けさせないといけない」と語った。
水祭り終了後、ゴミ拾いを行うボランティアの姿も少人数見られた。