(c)Phnom Penh Post
先週日曜日から3日間開催されたカンボジア最大のフェスティバル「水祭り」で、ボートレースやコンサート、娯楽イベントなど今年は通常通り行われたが、初日の参加者数は約50万人と例年に比べて少なかった。プノンペンポストが報じた。
王宮や独立記念塔付近では多くの露店が活動しているが、アヒルの卵を販売する女性は同紙の取材に対し、「祭りの初日は少ししか売れなかった。この5年間で祭りが頻繁に中止されていることに起因しているのではないか。こんなにも売手がいるのに、参加者が少なすぎる」と述べた。
祭りは、過去5年に渡って困難な歴史があった。2010年には、百万人近い参加者が街に詰めかけた。祭りの最終日、ダイアモンドアイランドにつながる橋に多くの群衆が押し寄せた結果、パニックが起こり353名が死亡した。2011年から2013年は、洪水などの理由から政府の方針により中止、2014年は開催。2015年は、土壇場で中止となった。
ボートレーサーの一人は、「私達の伝統行事なのに、ボートレースを見る人や祝う人が少ないことはとても悲しい。明日からの2日間で観客が増えることを期待している」と語った。