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  • 政治
  • 2016年11月15日
  • カンボジアニュース

「米国のTPP離脱はカンボジアの競争力と労働者の雇用を維持する」―カンボジア労働省広報官[政治]

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(c)Khmer Times

 カンボジア職業労働訓練省の関係者は、「米国新大統領ドナルド・トランプ氏による環太平洋パートナーシップ(TPP)の不参加は、縫製業におけるカンボジアの競争力を維持するだけでなく、より多くの仕事を作るのに役立つ」と述べた。

 同省の広報官は、「TPP離脱は、カンボジアの競争力と労働者の雇用を維持する」と自身のフェイスブックページに上げ、1月にホワイトハウスを継ぐトランプ氏が、TPPへの不参加を決めたことについて歓迎を見せた。また「トランプ氏は現在の米国政府よりも平和的な外交政策を求めており、これ以上の戦争や冷戦は無くなるだろう。加えて、彼はビジネスマンで、政治的・社会的安定性だけでなく、労使関係の重要性を理解している」と付け加えている。

 米国の貿易担当者によると、2013年においてカンボジアは米国の129番目の輸出国であり、60番目の輸入国であった。

 国際労働機関(ILO)の発表によると、2016年第1四半期のカンボジア縫製業の総輸出額は、前年同期比14.5%増の18億ドルに達し、最大市場欧州連合(EU)へは45%、米国へは24%、残りの31%は主にカナダと日本などその他の市場で占められた。

 また縫製工場の総数は、2015年の699軒から、2016年3月末には589軒に減少したが、総雇用は前四半期比で5.3%増のほぼ63万人に達している。

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