カンボジア経済財政省が先週金曜日に発表した報告書によると、政府は今年、インフラ開発などを目的として国外の債権者から約10億ドルの借入れを検討している。この借入れによって国家債務は60億ドル超になると予想される。プノンペンポスト紙が報じた。
同報告書によれば2016年上半期のうちの債務額は、二国間または多国間援助による3億4100万ドルだが、うち2億3500万ドルしか支出されていない。
日本、フランス、韓国などによる二国間貸付が2億900万ドルだった。うち2650万ドルはタイからの貸付だった。一方、中国からの返済可能な貸付金はゼロだった。また、同期の多国間貸付は世界銀行からのみで、1億3200万ドルにのぼった。
アクレダ銀行のイン・チャンニーCEOは、「カンボジアの国家債務額60億ドルを懸念する必要はなく、まだ借入れの余地がある。しかし、政府は長期的な返済可能性を確実にする必要があり、また借入金も正しい目的で使用しなければいけない」と話している。