カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年11月8日
  • カンボジアニュース

カンボジア国家債務額、60億ドル超になる可能性[経済]

 カンボジア経済財政省が先週金曜日に発表した報告書によると、政府は今年、インフラ開発などを目的として国外の債権者から約10億ドルの借入れを検討している。この借入れによって国家債務は60億ドル超になると予想される。プノンペンポスト紙が報じた。

 同報告書によれば2016年上半期のうちの債務額は、二国間または多国間援助による3億4100万ドルだが、うち2億3500万ドルしか支出されていない。

 日本、フランス、韓国などによる二国間貸付が2億900万ドルだった。うち2650万ドルはタイからの貸付だった。一方、中国からの返済可能な貸付金はゼロだった。また、同期の多国間貸付は世界銀行からのみで、1億3200万ドルにのぼった。

 アクレダ銀行イン・チャンニーCEOは、「カンボジアの国家債務額60億ドルを懸念する必要はなく、まだ借入れの余地がある。しかし、政府は長期的な返済可能性を確実にする必要があり、また借入金も正しい目的で使用しなければいけない」と話している。

関連記事
政治
カンボジア「カラー革命」報道、米国の介入疑惑で物議[政治]
(12日)
経済
カンボジア政府、2025年に26億ドルの借入計画を発表–持続可能な成長と生産性向上に向けた資金調達[経済]
(11日)
経済
小売ローンの質悪化、支払遅延率が上昇-カンボジア信用情報機関[経済]
(07日)
経済
プノンペン自治港、コンテナ取扱量が20%増加、輸送業の成長に寄与[経済]
(10月31日)
観光
カンボジア、タイ提案の「6カ国1目的地」観光ビザを検討[観光]
(10月23日)
社会
カンボジア租税総局、税負債の分割払いを最大3年まで許可[社会]
(10月21日)
あわせて読みたい
特集
急拡大するカンボジアのマイクロファイナンス市場。存在感を増す日系企業の参入と巨額投資、そのマネーが向かう先の実体は?(3/3)
業界
銀行業界は強い成長を見せている [金融・保険]イン・チャンニー
業界
カンボジアの金融革新のリーダーであり続けます [金融・保険] ジョジョ・マロロス
業界
カンボジア最大の銀行、アクレダ銀行[金融]イン・チャンニー (2/2)
業界
カンボジア最大の銀行、アクレダ銀行[金融]イン・チャンニー (1/2)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース