(c)Phnom Penh Post
カンボジアのフン・セン首相は、「カンボジアは2030年までに上位中所得国になり、2050年までには高所得国になるだろう。経済成長率は今年も7%になる見込みだ」と語った。一方で、一部の専門家はこの予測を「非常に楽観的」と捉えている。プノンペンポスト紙が報じた。
世界銀行は今年7月、 カンボジアの2015年度1人あたり国民総所得(GNI)が1070ドルに到達したため、低所得国から下位中所得国に格上げしたと発表している。
また、世界銀行では、1人あたりGNIが4036ドル以上を上位中所得国、1万2746ドル以上を高所得国と分類している。
経済誌「エコノミスト」のASEAN分析担当は、「投資に対する地域内競争と、教育セクターの未発達により生じているスキル格差があるため、この予測は非常に楽観的である。カンボジアが2030年までに上位中所得国になるとは思わない」と述べた。