(c)Phnom Penh Post
すでに飽和状態に近いプノンペン中心部から郊外へ目を移す投資家が多く、特に北方向へ急速に拡大している。イオン2号店も出店予定だ。
CBREカンボジアの副ディレクターであるティダ・アン氏は、「プノンペンの北部エリアは現在最も急速に発展しており、また土地の余剰も大いにある。高地なので洪水被害も発生しにくく、プノンペン国際空港から近い。インフラ整備も進みつつある」と語る。
同氏は、「このエリアにはボレイの開発計画が多くあり、中所得層が生活拠点として選んでいる。将来的なポテンシャルも高く、平方メートルあたりの地価は500ドル程度だろう」と述べた。
カンボジア住宅開発協会(HDAC)のフイ・ヴァンナ氏によれば、2035年までの国家政策と都のマスタープランでは、国道5号線やアンコール通り、グランドプノンペン沿いの道路など、特定エリアの開発に注力している。
同氏は「中心部に比べて空気もよく治安がいいので、人々が居住地として選ぶようになってきた」と語る。
2018年にはイオンモール2号店も完成予定のほか、オーストラリア系の有名インターナショナルスクールの建設も完成間近だ。