カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年8月23日
  • カンボジアニュース

プノンペン郊外の地価が上昇中、成長は数年続くとの予想[経済]

news_20160823
(c)Phnom Penh Post

 現地不動産会社Vトラストの最新の報告書によれば、プノンペンの北西に位置するセンソック区とトゥールコーク区の住居や商業的発展が目覚ましいという。

 郊外であるセンソック地区は特に複合住居とインフラ面で、過去3年で急速に成長している。地価は毎年平均で27%上昇しており、今年上半期で平方メートルあたり690ドルとなった。

 同報告書は、「この成長ペースは、デベロッパーが市場に希望があると考える限り、数年は続くだろう」と書いている。

 また、トゥールコーク地区の北端エリアは過去10年以上にわたって、プノンペン中心部にほど近いことと空閑地が多いことで主な住宅移転先となっており、今年の上半期には平方メートルあたり2530ドルまで地価が上昇した。

 一方で、トゥールコーク区の多くで開発や建設機会が進んでいるため、ほとんど地価は頭打ち状態になっているという。

 報告書によれば、プノンペン中心部から郊外への住居移転ブームは中心部の交通状況悪化によるもので、地価の急速な上昇とニュータウン建設の要因となっている。

関連記事
経済
小規模企業向け融資残高35億ドル突破も信用懸念──建設分野の延滞率21%に[経済]
(05月08日)
経済
カンボジア、未完建設プロジェクトへの税免除を2028年まで延長[経済]
(04月25日)
経済
カンボジアの鉄鋼輸入が75%増、建設需要回復の兆し[経済]
(04月24日)
経済
カンボジア金融セクター、不良債権急増で収益圧迫[経済]
(03月26日)
経済
プノンペン住宅市場、都市化の進展で国内需要が急増[経済]
(11月22日)
経済
第3四半期に小規模ビジネスローン増加も、不動産市場は冷え込み[経済]
(11月01日)
あわせて読みたい
特集
WILLONE BUILDING 遂にオープン!
特集
まちづくりひとづくり スペシャル対談 vol.3
特集
活況カンボジア不動産投資 リスクとリターンを見極めた先に映るその正体は? 2/2
特集
活況カンボジア不動産投資 リスクとリターンを見極めた先に映るその正体は? 1/2
業界
これ以上無いほど徹底して利便性を追求[不動産]ジュリアン・ホー チェニー・チャン
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース