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カンボジア国内の精米業者が収穫米の購入資金の不足によりコメ輸出が低迷している問題で、関係者らが緊急会議を行った。クメールタイムズ紙が報じた。
SOWS-REF(=the Secretariat of One Window Service for Rice Export Formality)発表のデータによると、今年が始まってから7ヶ月間のコメ輸出量は29万2277トンで、昨年同期の31万2317トンから6.9%減少した。
政府は今年6月、精米業者に対して農家からのコメ購入資金として2000万~3000万ドルの融資を行うことで合意していたが、それから2カ月経った現在でも融資は行われていない。
カンボジアコメ協会(CRF)副会長のフン・ラック氏は、現在の状況には外的・内的要因の双方があると主張する。フン氏によれば、高額な電気代も精米業者の生産コストに大きく影響している。
農村部の住民は都市部の住民よりも高い電気代を支払っており、キロワット時あたり20セントに相当する。一方、ベトナム農村部の住民はキロワット時あたり約10セントを支払っている。
同氏はベトナムとタイを例に出し、「他国は国際価格が下落した時でも生き残っている。我々は生産コストをどうしたら抑えられるかを諸外国から学ぶ必要がある」と述べ、この問題における省庁間での協力関係構築を呼びかけた。