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公共事業運輸省は、北部からの農産物の輸送と輸出増加を目的に、コッコンの沿岸地域とパイリン州を結ぶ新道路建設の計画を発表した。
同省の担当責任者は、「今我々は、2つの道路建設を予定しており、1つはプーサットかバッタンバンからコッコンへ、もう1つはパイリン州からコッコンへで、完了までに5年間、また作業開始前に予算が必要になる」と話し、「パイリンからコッコンへの道路は、農家が輸出用製品を輸送するのに役立つ」と付け加えた。なお、予算額は明言していない。
近隣諸国との交通インフラの整備について「特にベトナムでは上手く行っているが、タイに関してまだ困難も多い」(前出の担当責任者)。
スン・チャントール運輸大臣は、「カンボジア北部の生産者はタイのレムチャバン港の使用を望んでいるが、タイ国境の物資輸送に係る手順が複雑なため、農産物の輸出について他国との競争力低下を引き起こす可能性がある」と話す。
また、カンボジアでは道路による輸送コストが高いことから、今年末にはカンボジア-タイ間で鉄道建設も計画され、鉄道による二国間貿易の後押しが期待されている。