(c)Khmer Times
今年上半期のカンボジアのコメ輸出が、前年同時期の28万3825トンと比べ、6%減少して26万8190トンだったと農業総局が木曜日に発表した。
農業総局の局長によれば、コメ輸出量の減少の理由の一つとして、精米業者や輸出業者が収穫期に米を入荷する資金が不足したことや、ベトナムからの安価な米の流入などが考えられるという。
同氏は、「精米業者らは米入荷資金が不足している状態だ。その一方で設備投資の資金を銀行から融資されているが、米を買う資金がなければ、輸出量は今後も減少し続けるだろう」と語った。
カンボジアコメ協会会員によれば、輸出量減少の原因は国外市場にあり、タイが在庫米を大量放出して価格を抑え始めてから、カンボジアの米生産コストが高いために競争が難しくなったという。加えて、カンボジアは4月に在庫精米を市場にすべて放出していた。
同氏は、「近隣諸国の精米価格が今後も下がっていくならば、状況は厳しいだろう」と語った。