(c)Phnom Penh Post
若いカンボジア人材の採用を検討する韓国人雇用主の増加とともに、韓国語技能の需要が継続して伸びている。
カンボジアは韓国企業への採用率でトップを占めており、カンボジア雇用許可システム(EPS)センターのテフン・パーク氏によれば、「小規模な韓国企業ほど、勤勉でよく働くカンボジア人を採用したがる傾向にあり、韓国人はカンボジア人の気質を評価している」という。
カンボジア人材への需要は一方的ではなく、パーク氏によれば今年、カンボジア人約5万5000人がEPS韓国語能力試験を受験している。外国人が韓国での就労を許可されるためには政府提供の語学試験で基本的な韓国語能力が証明される必要があるが、激しい競争の結果、今年はカンボジア人1万人のみが通過する予定だ。
同氏によれば、多くのカンボジア人が、カンボジアで見込める以上の給与を理由に韓国での就労を強く希望しており、主に建設・農業・漁業セクターでの未熟練労働者の求人が多い。また韓国の最低賃金は約1000ドルで、土曜日も働けばたいてい1500ドルを受給できる上、食事や住居も提供される場合があることがカンボジア人の韓国移住の最大の理由だという。
プノンペンポスト紙によれば、英語や中国語技能を持つカンボジア人は非常に多い一方で韓国語人材はまだ貴重なため、韓国語技能を持つものは就労機会に恵まれるという。