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カンボジア最大手商業銀行のアクレダ銀行は、先週、マスターカードアジアパシフィックと提携して、マスターカードのロゴのある世界中のATMで引き出し可能な金融サービス「アクレダマスターカード」を開始した。
先週金曜日に行われたアクレダ銀行とマスターカードによる共同声明によれば、「アクレダマスターカードではATMからの預金引き出しとPOSシステム導入店経由による支払いが可能になる。この電子カードには、VISAなども提供するような安全かつ最先端の技術が使用されている」という。
アクレダ銀行CEOのイン・チャンニー氏は、「アクレダマスターカードは国内の銀行史におけるデビットとカード・クレジットカードの成長を刺激するだろう」と話す。
マスターカードアジアパシフィックの担当責任者は、「電子取引は現金取引よりも効率的かつ透明性がある上に、コストがかからない方法だ。この度のアクレダマスターカードのデビット・クレジットカードサービスの開始は、カンボジアのキャッシュレス社会への道を牽引するだろう」と話している。
カンボジア中央銀行によれば、国内47の商業銀行のうち、25行のみがデビットカードを発行しており、昨年末までに144万枚が利用されている。クレジットカードの普及はさらに狭く、11行から3万9836枚のみが発行されている。