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2月22日朝、プノンペンのオリンピックスタジアム周辺にある工事現場の金属フェンスが倒れ、通行中のバイクが損傷する事件が起こった。
同地域を担当する警察主任によると、オーバーシーズ・カンボジア・インベストメント・コーポレーション(OCIC)によって現在開発が進められている地域(オリンピアシティ)で、2月22日午前10時半頃、2メートルを超える長さのフェンスが女性に落下したと話した。
「バイクのライトが壊れて持ち主が修理をしたようだが、怪我人はいなかった」と警察主任は話しているが、「開発会社からの話しによればフェンスが倒れたのは風の影響だ」とも語り、開発を進めている企業は責任を負わないと話している。
速報性の高いニュースサイト、フレッシュ・ニュースによると、フェンスが落ちた原因は風ではなく傍にあったショベルカーがフェンスを越えたためとあるが、警察はそのショベルカーは使用された形跡がなかったとしている。
なお、開発会社であるOCICのプロジェクトマネージャーであるトゥーチ・サムナンは、この件に関して語ろうとはしない。
この現場では、15か月前にも12階から落ちた鉄の棒が、バイクで通行する42歳の一般女性の頭部を直撃し死亡するという痛ましい出来事があった。その女性は息子とその婚約者を後部に乗せ、結婚式準備のために目的地に向かう途中だった。
事故現場のすぐ向かいでペットショップを営むポエン・チワさんは、「これは建設の不備だと思うよ。だって、彼らはしっかりフェンスを固定していなかったんだ」と話すとともに、彼女の死とOCICの元で起きた2件の事故の責任の所在を挙げ、オリンピアシティの開発計画に益々不安が強まっていると語る。
「僕、そして叔父も含め周りの人達は、みんな以前よりも怖がっているよ。だって鉄の棒が女性を殺した時とほぼ一緒だからね」と彼は付け加えた。
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