(c)Samdech Hun Sen, Cambodian Prime Minister
カンボジア政府は、首都プノンペンのゴミ収集と処分を請け負うシントリ社を買収し、より良い公共サービスを提供するため直接管理すると発表した。クメールタイムズ紙が報じた。
フン・セン首相は、プノンペンには収集されないゴミや交通渋滞、駐車場不足の問題があると指摘し、「シントリ社は休日や従業員が休暇中にはゴミが収集せず街中で山積みになる。私たちは同社を買収し、都庁でスタッフ全員を管理する。また、新しいゾーンには入札で業者を決めて割り当てる」と述べた。
シントリ社は90年代後半から約20年に渡ってプノンペン都のゴミ収集と処分を請け負っており、現在は2300人の従業員を抱えている。ゴミの量は当時、1日あたり約500トンだったが、現在は1日あたり最大3000トンに増加している。また、このうち600トンはプラスチック廃棄物だという。
同社はプノンペンとシアヌークビルでサービスを提供していたが、シアヌークビル市は2017年、入札により新しい業者と請負契約を締結している。
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