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カンボジア政府は、非公式部門における外国人による自営の禁止を解除した。クメールタイムズ紙が報じた。
労働職業訓練省は、トゥクトゥクの運転手や露天商、美容師などの非公式部門の指定職種について外国人の自営を禁じていたが、労働職業訓練省のイット・ソムヘーン大臣は5日、「禁止令は適用せず、影響を受けた人々にとっては通常通りだ」と述べた。
同省は、禁止を解除した理由について、サービス部門における外国人の専門知識の需要によるものと説明しており、外国人があらゆる産業で雇用されることが許可され、自営業もできる。
このことについてカンボジア労働組合(CLC)のアット・トーン理事長は、「非常に驚いている」と述べ、独立・民主インフォーマル経済協会(IDEA)の代表は、「ポリシーの変更が早すぎる。自営禁止の影響が確認されぬうちに解除された。再考を要求したい」と述べた。
労働職業訓練省の報告によると、93か国から16万77人の外国人がカンボジア国内で就労している。国籍別では中国人が10万人以上と最も多く、次いでベトナム人、フィリピン人、タイ人、インドネシア人、台湾人、マレーシア人、韓国人、インド人、英国人と続く。