(c)Khmer Times
NGO団体は、農林水産省と地方自治体と協力し、スヴァイリエン州で食品安全キャンペーンを開始した。クメールタイムズ紙が報じた。
このキャンペーンは、有機農法を奨励し、消費者の健康に有害な食品中の化学物質や農薬の使用を削減することを目的としている。
NGOフォーラムの事務局長は、政府は人々の健康を改善するため、農薬使用を禁止する法律の制定に熱心に取り組んでいると述べた。同氏は、カンボジアでは農薬や化学物質の農産物への効果的な使用の監視や制限が未だなされていないため、農家と消費者の両方に健康上の問題を引き起こす可能性があるとし、「農薬や化学物質の使用は、人々、農家、環境、そして多様な生物の健康に影響を与える」と話した。
スヴァイリエン州の農業部門の局長は、農林水産省と協力し、農家に対しこのキャンペーンを通して、化学物質の使用を減らすことのメリットについて教育し、天然肥料を使用して作物を栽培する技術も伝えていくとした。また、国境当局に対しても、近隣の国々からの有害な化学物質を含んでいる可能性のある違法農産物の輸入を防ぐことを任せると話した。