(c)Phnom Penh Post
カンボジアへのクロスボーダー取引が2015年、前年比で大幅増となった。カンボジアの大手金融機関のアクレダ銀行、ウェスタンユニオン社は2015年にタイから計140.8百万ドル送金があったとプノンペンポストが報じた。2014年の95.5万ドルと比較すると47%の増加となる。主要因はカンボジア人出稼ぎ労働者による送金量の急増に起因するという。
世界銀行の2016年度移住送金ファクトブックによると、カンボジアへの送金額は2014年377万ドルから2倍増の2015年731万ドルに到達しているとされる。
一部の経済学者は、カンボジア国外からの急速なお金の流入がインフレに繋がると警鐘を鳴らしている。さらに、労働者の国外流出がカンボジアの国際競争力低下に繋がり、カンボジア経済へも悪影響となるため、政府によって投資家を誘致しカンボジア国内でも働けるよう国内雇用の創出を勧めている。