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業界別インタビュー

2018年8月10日

発展するカンボジアで配車サービスを新しい形へ[運輸・物流]イー・ウィー・タン

運輸・物流

グラブカンボジア
エリアマネージャー: イー・ウィー・タン Yee Wee Tang
配車サービス会社大手であるグラブ。2018年3月に競合他社であるウーバーからカンボジアを含む東南アジア事業を取得したばかりだ。遅れた参入にも関わらず業界でリードを続けるグラブの、“人”に焦点を置いた新しい形の配車サービスについて、グラブカンボジアの代表であるイー・ウィー・タン氏から話を伺った。
“人”に焦点を置き、生活レベルの向上へ

前回の続き
――カンボジアでサービスを提供する際、貴社が焦点を置いていることについて教えてください

タン 質問を変えて、我々グラブが何を最も気にかけているかについて話していきましょう。我々が最も関心を寄せているのは人であり、人々は我々の事業のどこにいても常にビジネスの中心にあります。我々が行っていることは人々に肯定的な影響を与えることができます。

 この事業を開始したときから、安全で便利で簡単にアクセスできる交通サービスを提供することによって、人々の生活を向上させるということは我々の役目の中心です。そして常にそれを心にかけ、それをはるかに超えたサービスを行います。例えば、グラブはスマートフォンを一度も使用していないドライバーの間で間接的にデジタルリテラシーを生みつけ、スマートフォンでインターネットを使ってアプリを操作する方法を教えています。

 これは基本的なデジタルリテラシーを開発するだけでなく、電子教育、電子銀行、電子ショッピング、家族との素早いコミュニケーションなどの様々な機会を世界に広げる他のデジタルアプリを探索する自信を構築するのに役立っています。

 また、銀行サービスにアクセスするために多くの人を紹介し支援しています。搭乗した全てのドライバーが銀行口座を持っていることが必須です。これにより金融信用記録の作成を開始し、住宅ローンや教育ローンや健康保険などの金融商品にアクセスして生活を改善できるようになります。これら全てがデジタル経済を最大限に活用できるように国家と国民を支援しています。

――貴社で今話題になっていることはありますか

タン 先月、プノンペンで人力車サービスのグラブトゥクトゥク(GrabTukTuk)を立ち上げたばかりでなく、シェムリアップでオートバイの移動サービスであるグラブリモーク(GrabRemorque)も開始しました。前者のサービスは最大3人の乗客を収容でき、後者は最大4人の乗客を収容することができます。

 またUberの東南アジア事業を買収し、その地域の乗り継ぎ事業を既存のマルチモーダル交通手段およびフィンテックプラットフォームに統合したことを発表しました。過去1ヶ月間、Uberと協力して乗客と運転手をグラブプラットフォームに移行するように呼びかけました。Uberとの業務統合は主にジャストグラブ(JustGrab)サービスを強化します。

 我々はまだ複数の交通サービスを提供することに重点を置いているため、消費者はスピード・コスト・快適性などの好みを基に移動手段を選択することができます。

――配車サービス業界と貴社の展望をお聞かせください

タン グラブの焦点は東南アジアです。今日、東南アジアの8人に1人が我々のサービスを利用しており、この地域のすべての人が日々の生活の中で利用するO2Oモバイルプラットフォームになる重要な機会を持っています。私たちはこの業界の成長において重要な巨大な滑走路となり得ますし、また、今交通手段の提供だけではないところでもはるかに成長しています。
 運輸では、グラブバイク(GrabBike)、グラブトゥクトゥク、グラブリモークを追加し、すべての交通手段を一つのプラットフォームに統合する準備をして、マルチモーダルビジョンを積極的に実行しています。配車サービスのみならず、グラブリワードのロイヤルティプログラムとグラブペイ(GrabPay)などがあります。

――読者へ一言お願いします

タン グラブの目標は、常に我々が“ホーム”と呼ぶ地域である東南アジアの人々の生活を改善することでした。我々は東南アジアの会社であり、カンボジアへの投資を継続し、国の発展と人々のより良い生活を支援します。


グラブカンボジア
事業内容:配車サービス
URL: https://www.grab.com/
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