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国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)は先月29日、カンボジア計画省統計局(National Institute of Statistics=NIS)と共同して、カンボジアの経済統計を強化するためすべての関連政府機関に対してワークショップを実施した。クメールタイムズ紙が報じた。
NISはカンボジア計画省の下部組織であり、日本の総務省統計局にあたる。今回のワークショップの目的は、投資家や政府、国民に対し実用的で信用性の高いデータを提供する、経済統計の能力を強化させることであった。
計画省のリン・ヴィラック長官は、「経済統計はマクロ経済を管理する上で重要な役割を担っている」と発言し、「グローバル化による世界競争に対応するべく、実質的で信用性のある経済統計が必要。経済統計が強固なものになれば、政策立案者や投資家、政府らが明確な分析ができるデータを収集できる」と付け加えた。しかし同氏は、いくつかの省が経済統計の価値を理解しておらず、データを提供しないことを指摘している。