(c)Phnom Penh Post
世界銀行が25日に発表した「2017年ビジネス環境ランキング」によれば、カンボジアは190か国中131位で、昨年より4つ順位を落とす結果となった。プノンペンポストが報じた。
専門家によれば、順位下落の要因は、カンボジアが先進経済の改善ペースに追いついていないことだという。
同報告書のデータによれば、カンボジアでビジネスを始めるのはいまだ難しい段階にあり、例えばビジネスを始めるまでにかかる日数は昨年から12日増加して99日となった。地域では最下位だ。
報告書の執筆者は、近頃カンボジア省庁で適用されている電子登録システムについて、「電子登録システムは現在のところ、企業の登録手続きをいっそうやりにくくしており、今年のランキングを下げる結果となった」と語った。
今年最も低いスコアを記録したのは建設許可分野で、昨年から2つ順位を落とした183位となった。同報告書によれば、カンボジアで中規模の倉庫を建設する場合、完了までにかかる日数は652日、20の手続きを踏む必要がある。完了にかかる世界平均日数は134日間だ。