6日に外務省から発表された海外在留邦人数統計調査によると、2015年10月1日現在のカンボジアの在留邦人数は2492人と対前年比9.8%増だった。
カンボジアはここ数年、日本企業の製造業やサービス業の進出が相次ぎ、在住邦人数の増加が顕著だった。
今回の発表でも引き続き増加傾向であることが示されたが、例年20%以上の伸び率を示していたのに対し、2015年は一桁代に留まり、国(地域)別の順位では昨年と同じ34位のままだった。
その一方で、東南アジアの同じ後発開発途上国であるミャンマーの在留邦人数は、1776人(対前年比 +33.5%)、39位と昨年に引き続き好調に伸びたことから、カンボジアとの差が縮まった。
また、東南アジアのなかで在留邦人数が最も多いタイでは、6万7424人(対前年比 +4.9%)と増加し、その他ではシンガポール3万6963人(対前年比 +2.7%)、マレーシア2万2774人(対前年比 +3.3%)、インドネシア1万8463人(対前年比 +3.2%)、フィリピン1万7021人(対前年比 -9.8%)、ベトナム1万4695人(対前年比+8.5%)と続いている。