(c)Phnom Penh Post
今年のカンボジアのデング熱の感染症数は、昨年同時期の症例数350人を2倍以上上回る800人以上となり、ピークシーズンはまだ続くと予想される。プノンペンポスト紙が報じた。
国際デング熱制御プログラム(NDCP)の責任者は、「初めの感染数は週約100例だったが、次第に80~90まで低下している。これは制御可能レベルだ。感染数は増加しているが、年間の統計では高くはならないだろう」と述べた。
政府によると、年1万4500人が平均症例数であり、2018年も1万人から1万7000人程度と予測している。ピークは7月から8月の雨期で、5~6年のサイクルで急増し、直近の深刻な年では、約4万人が感染し、160人が死亡した。タイミング的には2017年か2018年に高い数値となると予想もある。
政府は、4万個の静脈内液剤キットと5000リットルの農薬を各県に送り、112名の医師を派遣する。また、世界保健機関(WHO)へ保健教育の支援を要請しており、回答を待っているという。