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カンボジア国立エイズ対策機構(NAA)は12日、NPO団体・ジュネーヴ財団(本部・アメリア合衆国)が今後3年間、エイズ、結核、マラリアへの対策としてカンボジアに8300万ドルを寄付すると発表した。クメールタイムズ紙が報じた。
NAAのイエン・モリー理事長は、「ジュネーヴ財団からの寄付は、カンボジアがこれらの疾病と戦うために、素晴らしい貢献だ」と述べた。この基金提供は2018年から2020年まで行なわれる予定で、NAAは関係閣僚と話し合い、資金を最大限活用する方法について話し合うという。
今年7月、国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、カンボジアがアジア太平洋地域のすべての国々に先立ち、HIV治療の対象国となっていることを報告した。カンボジアでは、HIV感染者5万7000人が抗レトロウイルス療法を受けており、これは感染者の80%にあたる数字だと推定され、アジア太平洋地域で最も高い治療率となっている。