(c)Khmer Times
6月25日バッタンバン州のサムロット地区で、唐辛子栽培をしている村民が、1970年代内戦時に残された約300の不発弾を発見した。クメールタイムズ紙が報じた。
警察当局は6月26日、村民が不発弾を発見したと発表し、「カンボジア地雷対策センター(CMAC)の専門家に連絡し、不発弾はすでに撤去した。この地区はクメール・ルージュやベトナム軍、政府軍の戦場だった場所で、爆弾が内戦から残されたものだ」と述べた。
不発弾は、迫撃砲の113ミリが82発、60ミリが145発、B40砲弾とDK82砲弾が1発ずつと手榴弾3発の計263発で、爆発物の発見と除去中に負傷者は出ていない。
カンボジア地雷対策・被害者支援庁(Cambodian Mine Action and Victim Assistance Authority=CMAA)の報告によると、2017年1~4月の地雷や兵器による死傷者の数は26人で、2016年の同時期の33人と比較すると21%減少している。
6月中旬にもカンダール州のタクマウ地区で、1800の古いロケットランチャーと砲弾が大量に発見され、CMACに撤去された。