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スイス政府は、プノンペンにあるカンタボパ小児病院(Kantha Bopha Children Hospital)の長期的な財務の持続可能性を確保することを誓約した。クメールタイムズ紙が報じた。
スイス政府は同病院の財団とともに、カンボジアにある5つの病院の長期的な財政の持続性に向け、カンボジア政府と合同で取り組むという。同病院は、過去24年間で1483万人以上の外来の子供と151万人以上の入院患者の子供を治療してきた。
同病院では、カンボジアの多くの家族が医療費を賄う余裕がないという現状を受け、すべての医療サービスを無料化。同病院が無ければ、毎月3200人以上の子供がカンボジアで命を失っていただろうとも報告されている。
1992年から2016年まで、同病院は5.63億ドルを費やしカンボジアのこどもを治療。その費用のうち4.7%はカンボジア政府の助成、8.9%はスイス政府の援助、86.6%は民間の寄付で賄われており、民間の寄付も多くはスイス国民によるものだ。