(c)Phnom Penh Post
カンボジア人女性の人身売買を日本でしていた3人組が逮捕された。プノンペンポスト紙が報じた。
人身売買防止を担当する警察が、日本のレストランの経営者は、少なくとも10人のカンボジア人女性を日本にセックスワーカとして送ったことを特定したと語った。
「福井進氏は、カンボジアにレストランをオープンし、カンボジア人ウェイトレスを一人を日本に連れていき信頼を得たようだ。その後、多くのカンボジア人を日本に連れて行った」(警察責任者)
警察の声明では、福井氏とその妻リケーナ氏は、日本でウェイトレスをすれば月に3000ドルから5000千ドルの収入が得られると説明した。
従業員が日本で顧客との性行為を強要され、7人の従業員のうちの一人がカンボジア大使館に助けを求め、明らかになった。
福井氏とリケーナ氏、従業員のチャンディ氏は逮捕され、プノンペン市裁判所に送られた。7人の被害者はカンボジアに帰還した。
しかし、性行為を強要したのはあくまで受け入れた側の日本人であり、送り出した側の福井氏らがセックスワーカーとして働かされることを知って従業員を送り出したかどうかは今のところ不明だ。
福井氏がカンボジア人をセックスワーカーとして送り出すことを目的としていたのなら、レストランを経営する必要性は低い。また、既にセックスワーカーとして働いている女性を送り出すことで犯罪の発覚するリスクを低減できたことを考慮すると、福井氏の関与にもいささか疑念が残る。