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国連の人権専門家団体が、反政権運動家のケム・レイ氏が殺害された件について、カンボジア政府とつながりのない第三者機関による捜査を要求する声明を発表した。
同団体は、「ケム・レイ氏の死は、反体制派という立場や日頃の言動からして、疑念を抱かせるものである」と発表し、カンボジア政府に対して、活動家たちの安全を保障する施策を実行するよう求めた。ケム氏と親密な2人の環境活動家は身の危険から逃れるため出国した。
なお、ケム氏が殺害される数日前、国際NGOのグローバル・ウィットネスの報告書において、フン・セン首相と彼の子供たちがカンボジアの大企業の多くと繋がっていることを述べていたことが、この事件の背景にあったものと多くが主張しているとクメールタイムズ紙が報じている(グローバル・ウィットネスの報告書はこちら)。
カンボジア国家警察のウェブサイトには、「警察はこの件を捜査中であり、真実を明らかにするつもりだ」という国家警察スポークスマンのコメントが掲載された。